エンタメ

酒井順子さん

面白い。
とにかく、この人の書くものは面白い。
だが、それはどうしてか。
男性週刊誌に登場している、そのことによるのかも知れない。
彼女はきっと、同性の媒体で書いて来た。
そして、その面白さは男性にも通用すると思われたことぐらいは、想像できる。
かくして、彼女も同性の媒体ではないところに登場することになった。
そのことに対する、無意識の構えのようなものが、心の裡に、きっと生じるのだろうことぐらいまでは、これも想像に難くない。

だが、それではどうして酒井さんが男性週刊誌に露出するのか。
それは、まず、面白いからだ。
その何処が、どう面白いか。
ということで、男性週刊誌にみる、酒井順子について考察してみたい。
彼女がどうして、この種の媒体に露出するか、このホワイを解明することが、大袈裟な哲学的テーマに与からないことは、むしろ、明白・・という、言辞に所属するカテゴリーである。
という大袈裟な言い方は避けて、男性週刊誌に載る方は、ナイスバディーとか、色っぽい方というか、隠すべきところをモロ露出という方が多いのであります、と、口調が小沢昭一的になっていってしまいますが、それはそれ。
中性的な感じを、彼女は必ずしも狙っていないが、結果としてそう見えてしまうこの人の、不可解さを、男性は意外と好むのかも知れない。
つまり男女の確執に悩む男性が、ここにホッとするオアシスのようなものを受け取るということだろうか。

どうも、それだけでも説明しきれない。
そんな分けでもないが、男女テリトリーは侵すべからずだ、といった態の領域不可侵意識というものを、しっかり護持・・しよう、という考えではないことを、まず断っておいてもいいのではないかと思ってしまう。
腰に両手を当てて、「フン、ここに居るぞ!」感覚・・を、主張しようというのではないのだ、っと、これも小沢的か。
案外、女小沢、かな。
彼女はそういう芸能的語り口を、身につけているのだ。
きっと、そうだ。
軽快な語り口が、天下国家を論じる口調の多い、男性週刊誌には新鮮なのだ。
と、まあ、解明できたことにしよう。
13Oct18