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マウスピースの濫觴 [マウスピース]

今から三十年以前にであった一葉の写真。
これが載った学術書により、私のマウスピース治療が始まった。

その学術書とは『咬合の生理とリハビリテーション』。
著者はUFL・ポッセルトである。

本文中の写真の解説として「ホーレーの保定装置」とある。

本書とであったのは、大学に残ったときのことである。
一年間の臨床を経て大学の研究室に戻った。
野戦病院のように多忙を極めた病院では、例えば、一日三十本の抜歯など、大いに経験を積ませていただいた。
まさに出戻りである。

さて、「〈ホーレーの保定装置〉は、矯正治療の終盤に用い、目的通りに並んだ歯列を元に戻さないために固定する、そのためにある」と学んだ。

矯正治療とはすなわち、個々の歯牙を動かしながら、顎を理想形に導くことによって、顎の安定を狙いとする治療法である。
したがって顎の発達段階にあって、これを用いる。

これに対して、顎の崩壊段階に起きてくる、歯周病のような退行病変に対して、顎や歯牙を現状にとどめるための保定にも、このホーレーの装置が用いられていることが理解できる。

さて、この写真の出ている箇所を引用する。

咬合保護装置あるいは咬合板は、歯ぎしりやその影響を治療する装置である。それらは顆頭と下顎窩との関係を修正したり、筋痙攣や顎関節痛を取り除くためにも使用される。さらには咬頭干渉を防止するためにも、また診断装置としても有効である。

とあり、それに続けて著者は、弄舌癖の影響の防止についても述べている。

思えばこの下りを読んで、この装置のままを、見よう見まねで作って患者さんに適応したのが、我がマウスピースの最初である。

それから瞬く間に三十年以上が過ぎてしまった。

当時このような装置を作る歯科診療所は、他にまず見かけなかった。
まったく孤立して、手探りで療法を行っていたのである。

歯周病で歯が動揺してきてしまっているが、歯を失いたくないという患者さんたちが医院を訪れる。
その患者さんにこの装置を用いようという目的でこの装置を適用した。

そのことの理解を得るのが大変困難だったことを記憶している。

まだマウスピースはほとんど我が国に登場して来ていないし、それがどんなものであるのか、全く情報もない時代だったのだ。
70Oct26

Posted by 土川院長 at 11時09分   TrackBack ( 0 )   Comment ( 0 )

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